2022/10/04

今日は朝にちゃんと起きて授業に出る。早起きの習慣を自分につけさせるとは何事かと文句を言いたくなる。嘘だけど。いや、嘘じゃないのかもしれない。言いたいことなんかなく、ただ言葉が出てくるに任せるとこんなふうに言いたいこととは無関係な文章を書いてしまう。こういうことが日本語ではない言語でできるようになったら一人前だろうなあ。

朝は雨が降っていたが昼には止んで陽光が出ていた。肌に暖かい。ずっとこれくらいの天候であってほしい。それにしても日本にいたときとあまり変わらず毎日のように多方面からさまざまな情報がきて、やりとりもあり、可能なことをいったん狭めて語学や資料読みに集中しようという今回の渡航計画の大枠がすでに揺らいでいる。そもそも生活にまだ慣れていないのだからしょうがないのだと言う自分もいるが、はじめのころの感覚がなあなあで続いてしまうのが人間の性だろうと危惧する自分もいる。さておき時間は有限で、やりたいことや関心が散ってしまうところがあるので注意しなければならないと自分に言い聞かせる。

晴れていたので散歩がてらクンストカメラに行く。日本関連の展示部屋があって、19世紀末ごろの食事風景や、甲冑やら刀やらが並んでいて、貴族の蒐集癖っぽい(?)感じだなとか適当なことを思っていたら、エクスクールシヤの集団の一人から声をかけられる。背丈は同じくらいだがずいぶん若く見える男の子で、14歳前後だろうか、日本人かと聞かれて、そうだと答えるといっしょに写真を撮ってくれと頼まれる。まあいいかと軽く引き受けると、近くにいた女の子も便乗してもう一枚の写真を撮る。ちょっと話もして、ぜんぜんうまく言葉が出てこなかったのが恥ずかしかった。まあちょっとした思い出になればいいか、でもInstagramとかに上げられたくはないな。

帰寮は、日本でもよく乗っている電動スクーターを使ってみる。調べてみると日本に先んじてよく使われていたらしい。速度や料金体系などは日本とさほど変わらないが、車体の動きがちょっと怪しいのと、なにより車道ですれ違う車たちの運転の荒さが恐ろしくてしかたなく、10回も乗ったら一度は事故を起こすんじゃなかろうか。でもまた乗ってみたい。