2022/11/20

土日ともによく眠った。日曜の夕方、インスタントコーヒーを濃いめにつくってしまい、眩暈がするほどカフェインが効いてしまった。そのおかげで頭が冴え、傲慢な自意識が身体中を支配する感覚に陥り、そうして元気になった。元気になったというのは相対的に自閉して、それゆえの精神的な平衡感覚が意識されたということだ。相対的に外に開くことで異国の環境へと慣れようとしていた生の傾向を、カフェインの力を借りて、急激に内省的な方向へと連れていったということだ。母語ではない言語環境においてはどうしても思考があちらこちらに飛びちらざるを得ない。言語と思考の流れる回路は密接にかかわっているように思う。「無意識は言語活動のように構造化されている」。ロシア語という自分にとって相対的に乏しい言語が、とりとめもなく流れる思考の分節化のしかたに変更を迫る。ともかく、日本にいるときに日本語で行ったことの延長線上にある仕事に着手には、ロシア語の環境から少なからずリトリートする必要がある。その時間を確保することがいかに難しいことかと難儀に思う。まあ授業をサボる言い訳にすぎないのだが。